丸山淳治

代表取締役、開発

ご挨拶

当社は令和4年4月に誕生しました新しい会社ですが、私の前職であります株式会社テオリアランバーテック時代からしますと20年以上この業界に在籍し、「安全でより長持ちする木材」をご提供すべく研究・開発そして製造・販売を行ってまいりました。

木材と人との関わり合いは古く親密なものがあります。木の横に人が居ることで「休む」という漢字が成り立つ通り(ニンベンに「木」=休)人は木に癒されリラックスするものです。その木を用いて出来ているのが住居です。木は腐ったり燃えたり曲がったりする欠点がありながら、軽くて丈夫で加工しやすい長所があります。春から冬への一年間の温度や水分変化によって木が成長する様子が年輪として現れ一つとして同じものはありません。私たちはこの素晴らしい木材を活かし、彩りながら安全で長持ちさせ暮らしの器である建築物と社会を守ってまいります。

私たちは日本の屋根と呼ばれるこの長野県に特有な樹種を、より安全で より長持ちして より寸法安定性が高く使いやすいノンケミカル加工を施し、全国の設計者や造り手の皆さんにお届けしたいと思っております。

他県とは異なり長野県内にユニークな樹木はカラマツとアカマツです。カラマツ・アカマツは強さという長所が有りながら、寸法安定性や耐久性などの問題がありました。私たちは長野県特有のカラマツ・アカマツの強さを活かし、欠点をなくす手法として、熱処理というノンケミカル・無酸素状態で加工します。国・県・市など行政機関や研究機関のご協力を頂きながら研究に10年ほど費やし、令和3年より商品化し提供できるようになりました。国産材を均一的に高性能する手法として、当社の無酸素ノンケミカル熱処理は国際的にも唯一の手法です。国産材に注入系処理を行いますと未浸潤部分が出来ることが難点ですが、熱処理は芯まで均一に処理できます。また熱処理する樹種として長野県に特有なカラマツ・アカマツは最適でした。

新たな価値を高めて、長野県産というブランドを持って全国にお届けすることにより、地域社会や社会課題解決に貢献してまいります。

今後とも宜しくお願いいたします。

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